2021.5.14
セメント質剥離どうしてますか?
こんにちは
本日もスッキリしないお天気ですが、昨日よりかは不快指数低めで過ごしやすい日となっています
今日は私の患者さんのことを書きます
ブログ掲載のお願いをすると、数年前に○大病院で右肩に人工関節置換手術をされていて僕の症例は本に掲載されてるからこれで2回目!と教えてくれ、「よかよ〜」と快諾してくれました
10年近く見させていただいている85歳の男性の方です。
初診時の時から何やら怪しい像が写ってました。(レントゲンに傷が入ってて大きな所には出せないですが)
セメント質剥離です。。
この時点で症状は何一つなくDRと相談して経過観察となりました。
ずっと経過観察を続けてきましたが、この度「歯肉が腫れる」と言う自覚症状が出て来たため抜歯となりました。全身疾患など特になく服用薬もないためスムーズに治療が進んでいます。
患者さんに聞きました。
「この歯牙は本来ならば初診時の時点で抜歯となります。あれから10年経ちました。持たせてて良かったですか?」
「そりゃーよく噛めれたもん。残してもらっててよかったよ」と。
悩ましいケースですが、患者さんの一言で心の引っ掛かりが取れました。
高齢者のセメント室剥離は多いですね。見つけるとどうするか?とよく悩みますが、このブログを見られた方の参考になればと思っています
デンタルピュアワーキング 水町幸恵